「不作」と言われている今年前半の国内のミッドレンジスマホ。
昨年の前モデルからのチップセット据置きやダウングレード出され機種が続いており、いまいち食指が動かない、という方も多いのではないでしょうか。
一方、普段から細かな情報を追っていない限り、各モデルの前モデルからの違い、もしくは「違いのなさ」が分からず、何を買ってよいのか、買うべきではないのかというのが分からない方も少なくないはず。
一方、大手ガジェットサイトは欠点などはあまり指摘せず「お勧め」部分ばかりを掲載する傾向が強いのも事実。
というわけで今回はこの夏、当サイトでこの夏「最もお勧めしない」ミッドレンジ機種、3モデルを簡単な理由を添えて紹介したいと思います。
この夏お勧めしないミッドレンジAndroidスマホ3モデルとその理由
AQUOS wish3
- チップセットが前モデルのSnapdragon 695→Dimensity 700にダウングレード。ベンチマーク上の性能は1割以上低くなっている
- ドコモ版とソフトバンクの法人向けモデル以外は指紋認証センサー非搭載
- 前面カメラセンサーが前モデルの8MP→5MPにダウングレード
- Y!モバイルなどではAQUOS wish2の方が価格がかなり安い
結論:AQUOS wish3を買うくらいならAQUOS wish2がおすすめ
Xperia 10 V
- チップセットがSnapdragon 695で前モデルの10 IVから据え置き
- 他のスペックも大きな進化なし
- 価格は10 IV→10 Vで2割以上アップ
- 楽天モバイルのMNP特価では10 Vの1/10の価格で10 IVの購入が可能
結論:Xperia 10 Vを買うくらいならXperia 10 IVがおすすめ
moto g53j 5G
- チップセットが前モデルg52jのSnapdragon 695からSnapdragon 480+に劣化
- ベンチマーク性能は2割以上のダウン
- ディスプレイ解像度がFHD+→HD+に低下
- 防水防塵がIP68→IP52にダウングレード
- 超広角カメラ非搭載
- フロントカメラセンサーの画素数が13MP→8MPに
- 価格は前モデルより低く設定されているものの、スペックダウンに見合う値下げ幅ではない
結論:moto g53j/yを買うくらいならmoto g52jがおすすめ