7月6日の発売と価格が確定したドコモ版の新型ミッドレンジXperia、Xperia 10 V。
そしてすでに発売済みとなっているGalaxyシリーズの主力ミッドレンジモデル、Galaxy A53 5G。
これら二つのシリーズは以前より国内でもミッドレンジのライバル機種同士、という位置づけでしたが、今回、10 VはチップセットがSnapdragon 695で据え置き。
一方のA53 5GはExynos 1280を搭載し、大きく性能が向上しました。
という訳で今回はこの2機種の間でどの程度の性能差があるのか、という点を見てみたいと思います。
Xperia 10 VとGalaxy A53 5Gのベンチマークスコア比較
Xperia 10 VのGeekbenchにおけるシングル・マルチコアスコアは大まかに900/2000前後といったところ。
一方のGalaxy A53 5Gのスコアは1000/2800前後となっており、シングルコアのスコアは1割程度ですが、マルチコアのスコアでは4割もの差がでています。
一方、ドコモでの端末一括価格を見てみると:
Galaxy A53 5G SC-53D:59,400円
Xperia 10 V SO-52D:79,860円
つまり、Xperia 10 Vはベンチマーク上の性能面ではGalaxy A53 5Gより最大40%も劣っているにも拘らず、価格は3割以上高い、ということ。
今回のXperia 10 Vは前モデルからほとんどスペックが据え置きなのにもかかわらず、10 IVから価格がアップしており、これには閉口した、という方も少なくないのではないでしょうか?
もちろん、スペックやベンチマークだけでは判断できない部分があるのは事実ですが、今世代のミッドレンジ対決では、どう見てもXperia 10 Vの割高感は否定できませんね。