先日国内キャリアからも発売となったソニーの最新フラッグシップモデル、Xperia 1 V。
国内でもいたるところで一般ユーザーが同モデルのカメラで撮影した写真が複数みられ、素人目でみても過去のXperia 1シリーズと比較して「一味違うカメラ性能」を発揮していることは明らかにです。
ただ、問題が皆無、という訳ではないようで、今回、少し気になる不具合が報告されていました。
Xperia 1 Vで動きのある被写体が2重に写ってしまう不具合
被写体の輪郭が二重になる俗称「鳥問題」と呼ばれているもの:
要は撮影シーンでフレーム内に動く被写体があると、一瞬前の動く被写体の画像が残像として残ってしまい、結果的にその被写体の輪郭が二重になってしまう、という症状。
焦点が合っていない、いわゆる「ピンボケ」とは明らかに異なる症状。
ちなみに今回問題点は欧州最大のIT誌「Computer Bild」伝えたもので、「ベーシックモードでも、オートでも、超広角でも、標準レンズでも望遠でも、晴れでも雲でも、二重輪郭の現象が散発的に発生する」としており、かなり再現性の高い不具合ではないかと思われます。
また、一応「鳥問題」とは呼ばれていますが、これは「動きのある比較的小さな被写体」で発生というのが共通点で、鳥以外の揺れている葉っぱなどでも症状が確認できています。
これ、風景の一部として遠くの鳥が映りこんでいるくらならばあまり気になりませんが、飛んでいる鳥自体を撮影したい際に発生するとかなり厄介な問題となりそう。
なお、同サイトはこの問題についてピント合わせの際の画像がうまく処理されないことが原因で、「明らかな画像処理の不具合」としています。
よって、少なくともハード的な欠陥などではないことは確かなようで、ソフト的なアップデートで修正が可能、という点は不幸中の幸い、といったところ。
ただ、今のところこの問題を指摘しているのはこのサイトだけなので、まずはソニーが認識することが先決、とうことになりそうです。