ソニーのスマホ向け新世代センサー、と言えばXperia 1 Vに初搭載された二層トランジスタ構造の「Exmor-T」センサー。
一方、ソニーは今年春先に新世代のモバイル向けイメージセンサーとして別のブランド「LYTIA」も発表しています。
そして今回、ソニーが公式サイト上でこの「LYTIA」を冠した最初の製品ラインナップを紹介していました。
今回紹介されたのはLTY900、LTY800、LYT700、LYT600、LYT500の5つの新型センサーで、基本的に番号の大きいものほどセンサーサイズが大きくなっています。
一方、画素数はLYT800の53MPを除いてすべて50MPとなっています。
なかでも注目すべきは「ハイエンド」のLYT900で、そのセンサーサイズは1//0.98インチとなっています。
1/0.98インチ=1.02インチ。「1型」として展開されますが、厳密には1インチ「超え」のセンサーということになり、これはモバイル向けセンサーとしては一応過去最大のセンサーサイズということになると思われます。
なお、LYT800は2層トランジスタ画素構造「初搭載」とありますが、世界初のモバイル向け2層トランジスタ画素構造センサーはXperia 1 VのExmore-TことIMX888のはず。
よって、どうしてこういった記述がしてあるのかは不明です。
一方、IMX888とこのLYT800は画素数やセンサーサイズが異なりますが、基本的な構造は同じ「同タイプ」のセンサーと言ってよさそう。
よって、おそらくこれがXperia”以外”のスマートフォンに供給される2層トランジスタ画素構造センサーの最初のモデルということになりそうです。