国内でも明後日キャリア版が発売となるXperia 1 V。
同モデルの注目点、と言えばなんといって一新されたメインカメラセンサーの性能向上で、実にXperia 1 II以来、3世代ぶりのセンサー入れ替えです。
それだけに、実際に同モデルで撮影した写真の画質向上は気になるところですが、過去5世代のXperia 1シリーズのカメラ比較をしているところ、というのは今のところありません。
という訳で今回はGSMArenaの「Photo quality comparison」ツールを使って、初代Xperia 1~Xperia 1 Vまでの5機種で同じシチュエーションで撮影された画像を比べてみたいと思います。
まずは明るい場所(明所)での比較↓
明所での画像を見比べると、Xperia 1→Xperia 1 IVまででは画質に大きな向上は見られませんが、やはり今回のXperia 1 Vで一気にレベルアップしているという印象です。
また、Xperia 1→Xperia 1 III, IVくらいまではむしろ画質が劣化しているようにすら見える部分もあり、それが1 Vで大幅に画質向上、といった印象も受けます。
そして次は暗所での比較:
どうでしょう?順位を付ければXperia 1 Vがトップにランクインすることは間違いないと思います。
が、明所撮影と比べると、意外と他機種との差がないと感じるのは私だけでしょうか?
個人的には初代Xperia 1がかなり健闘しているという印象。
Xperia 1 Vでは、二層トランジスタ積層センサーにより取り入れられる光量が大幅に増えたため、暗所撮影に強くなった、と言われており、実際、夜景などかなりクオリティーの高い作画が多くみられるのも事実。
もちろん、今回の比較はあくまで室内の限られた環境下での比較であって、実際に屋外で夜景などを撮影した際の「差」はもっと大きい可能性もあります。
ただ、Xperia 1 Vのカメラ性能の進化がより大きく感じられると思われた暗所よりも、明るい場所での性能差の方が大きいという結果は少し意外です。