ソニーの最新機種、と言えば先日発表されたフラッグシップの「Xperia 1 V」とミッドレンジの「Xperia 10 V」。
例年通りであればこれに国内向けには「Xperia ACE IV」が発表されるはずですが、ドコモの2023年春夏モデルでも発表はなく、少なくとも今夏のリリースはなさそう。
そんな中、Weibo上にこのXperia ACE IV、あるいは別の新型Xperiaの可能性のある興味深いベンチマークスコアが発見された模様です。
ソニーやXperiaといった記述はありませんが、「PDX-236」とあり、ソニーXperiaの開発コード名が「PDX-xxx」であることからこれは2023年モデルの新型Xperiaのものである可能性が高そう。
また、興味深いのはこのスクリーンショットに添えられていたコメントで:
奇妙なことが起こる可能性があります。 これがXperia ACE4であればXperia 10 Vよりも性能が良いです。
確かに、今年のXperia 10 Vはチップセットが昨年の10 IVから据え置きのSnapdragon 695。
そしてそのベンチマークスコアはだいたい900/2100ポイントといったところ。
よって、少なくともマルチコアではこの謎のXperiaの方が性能が上、ということになります。
また、Motherboardのk6875v1_64を調べてみると、これはMediatekのMT6875「Dimensity 820」のものであることが判明し、確かに同チップの性能はSD695よりも上とされている模様。
Xperia ACEシリーズはあくまで国内専売のエントリーモデルという位置づけのはずですが、ACE 4ではひょっとしてXperia 10シリーズと同等のミッドレンジに「格上げ」なんてこともあるのでしょうか。
もちろん、これが未発表の新型Xperiaのものであるという確証はなく、仮にそうであっても、このモデルがXperia ACE 4のものとは限りません。
ただ、ソニーがラインナップを増やすとは考えにくく、また、少し前にはDimensityチップセットを搭載した新型XperiaがBluetooth認証で確認されたことは事実なので、可能性としては十分ありそう。