ソニーの複数のXperiaスマートフォンにおいてソフトウェアのアップデートをきっかけとした「お化けアプリ」の出現と、端末の異常発熱や異常電池消費問題が多数発生しているようです。
透明アイコンの出現と異常発熱/異常バッテリー消費
「お化けアイコン？」「なにそれ？」という感じの方も多いとは思いますが、具体的には最近のアップデート後、突然、ホーム画面上やアプリ一覧画面上に丸い枠だけのアイコンの謎のアプリが出現。
これと同じタイミングでXperia端末が異常発熱と異常バッテリー消費を始める、という症状で、国内外で複数の報告が上がっていることが明らかになりました。
中には端末を全く使っていなくても発熱が酷く、バッテリーが4時間ほどで100%→0%になってしまうというかなり深刻な症状がでているケースもある模様。
はっきりとした発生範囲は不明ですが、どうやら最近アップデートされたXperia 1 III、5 III、1 IV、5 IVなど、Android 13へアップデート済みのXperiaで発生している可能性が高そうです。
ファームウェア・アップデートやGooge Playストア関連のアップデートがトリガーとなって端末が異常発熱&異常電池消費というのは珍しい事象ではありませんが、この「お化けアプリ/アイコン」は見たことがなく、かなりレアなケースと言えそう。
対処法
なお、この問題については主に二つの対処法が有効と紹介されており、一つは：
設定→アプリ→Google Playストアのキャッシュを削除→Google Playストアアプリを無効化→再起動→Google Playアプリを有効化
もう一つは、ホーム画面をデフォルトのXperiaホーム以外のものに変更後、再起動する、というもの。
ただ、この方法だと効果がない、症状が再発するといった報告も見られるので、完全な解決方法とは言い切れません。
また、この「お化けアプリ/アイコン」がでていても発熱などの問題はない、というケースや、逆にこのアプリ/アイコンが出ていなくても異常発熱やバッテリー消費が発生している、という報告もあるので、確実に関連性があるとは断定できていません。
また、このお化けアイコンが発熱・バッテリー消費の原因なのか、一つの症状なのかは不明です。
ただ、この透明アイコンが出現していたら何らかの異常が発生している可能性はかなり高いと言えそうです。
