ここ最近、国内で最も勢いのあるAndroidスマホ、と言えばPixelスマートフォンではないでしょうか?
特に昨年のPixel 6aと今年のPixel 7aは国内では「絶好調」と言っても過言ではないレベルの人気。
その影響か、今回、国内Android市場にかなり顕著な「パワーシフト」が起きていることが明らかになりました。
以下はBCN Rankingによる、2023年1月~5月の週ごとのAndroidスマートフォン・メーカー別出荷シェア:
5月最終週のPixelの出荷シェアはなんと全体の1/3以上。
また、1月~5月の21週中、15週でPixelが出荷台数1位となっており、特に5月、Pixel 7aがリリースされるとPixelのシェアは全体の3割と圧倒的。
さらに、Pixel 7aリリース前の1月~4月をみてみても12/18週でPixelの売上がトップとなっており、今年に入ってからのAndroid市場におけるPixelスマートフォン売り上げは圧倒的と言っても良いレベルです。
つまり、今年これまでの情勢を見る限り、Pixelの市場シェアアップは一時的なものではなく、傾向として顕著になってきていると言えます。
国内Androidスマホの大まかな傾向としては数年前まではXperiaが一強、ここ1~2年はシャープやFCNTが出荷台数シェアで1、2位を争うという構図が続いていましたが、これが大きく変わろうとしています。
また、この調子で1年、2年とスマホの買い替えが進んでいけば出荷台数だけでなく、使用されているAndroidスマートフォンのシェアでもPixelがトップに立つ、ということに。
そうなるとそんなに遠くない将来の国内スマホ市場でiPhone Vs. Pixelの一騎打ちということになりそうです。
さらにFCNTが経営破綻、京セラが個人向けスマホ事業から撤退と、国内では新たな「浮動票」が生まれることに。そしてその浮動票がどこに流れるのかは未知数ですが、状況次第ではPixelのシェアはさらに拡大する可能性もありそうですね。
ソース:BCN