ソニーの最新フラッグシップ、と言えばXperia 1 V。
そして国内でそのライバル機種として目されているのがGalaxy S23 Ultra。
しかし今回、1 Vの1世代前の旧型モデル、Xperia 1 IVのカメラがGalaxy S23 Ultraとのブラインドテストで意外な圧勝を収めたことが明らかになりました。
Twitter上で行われていた3枚(A, B, C)の画像を見比べて投票する、というもの。
A↓
B↓
C↓
結果は8割以上の票を集めた「写真B」の圧勝で、後に実はこれはXperia 1 IVで撮影したものと明かされました。
このブラインドテスト、通常のものとは一味違うのは回答者に対して機種同士の比較である、ということすら明らかにしなかったこと。
つまり、ユーザーはすべての写真がGalaxy S23 Ultraで撮影されたものとして「騙された」状態で選んだということになり、そこにユーザーのバイアスが入る余地はなかったはずです。
しかも、Xperia 1 IVで撮影した画像はベーシックモードで撮影したもので、S23 UltraのProモード、標準アプリでのオートモードの両方に勝っている点も興味深いところです。
Xperia 1やXperia 5シリーズで撮影した写真の中には素人目からでもハッとするような見事なものを見かけることがあります。
一方、そういった写真はカメラに詳しいユーザーがPhoto Proなどでのマニュアル設定を駆使しないと撮影できないとも言われており、この部分がXperiaのカメラの良く悪くも「特徴」と言えると思います。
が、今回は完全にバイアスがない状態で、しかも理論的には誰でも使えるXperia 1 IVのベーシックモードのオートで他の最新フラッグシップを圧倒。
これはかなり驚きです。
1 Vの後継機、最新のXperia 1 Vのカメラもさらなる進化が期待されていますが、Galaxy S23 Ultraを超える写真を撮るだけならばXperia 1 Vすら不要、ということになるのでしょうか。