ソニーが先週発表したXperia 1 V。
国内では6月のリリースとなるこの最新フラッグシップXperiaですが、その進化点と言えば、なんといっても標準カメラに採用された新世代・新型センサー「Exmor T」。
二層トランジスタ構造によってより多くの光(理論上は従来の2倍)を取り込んだ明るい写真が撮影できる、と言われており大きな期待が集まっています。
一方、Xperia 1 Vのカメラで撮影したサンプル画像を載せているレビュー記事はすでに複数見られますが、Xperia 1 IVとの比較をしているものはほとんどありません。
という訳で今回はGSMArenaのXperia 1 Vレビュ、そして昨年のXperia 1 IVのレビュー内でほぼ同じ場所、アングルでとられた作画を使って、1 Vの新型センサーの「威力」を見てみたいと思います。
Xperia 1 V vs. Xperia 1 IV 暗所撮影での画像比較
Xperia 1 IV ↓
Xperia 1 V ↓
Xperia 1 Vで撮影したものの方が明らかに明るく写っており、1 IVでは黒つぶれしている部分も1 Vではちゃんと再現されています。
Xperia 1 IV ↓
Xperia 1 V ↓
また、画像の明るさだけでなく、クロップ+ズームをすると細部の再現性でも大きな差が出ているのが分かります。
Xperia 1 IV ↓
Xperia 1 V ↓
Xperia 1 IV ↓
Xperia 1 V ↓
ちなみにXperia 1 Vの超広角および望遠カメラのセンサーは前モデルから据え置きなので、ここでは比較しません。
ただ、メインセンサーだけとはいえ、同シリーズの1世代違いのモデルでここまで顕著な差がでたケースというのは過去にあまりなかったような気がします。
カメラ性能の評価はユーザーの好みによても大きく左右されるので難しい部分もあります。
また、私のようなカメラ素人とプロやカメラ愛好家とでは評価するところが違う、ということも多々あります。
ただ、少なくともどちらかというとXperiaがいままで苦手だった暗所での撮影において、Xperia 1 Vが過去モデルよりも明るく取れていることはだれの目から見ても明らか。
他のスペック面での進化が乏しいとも言われているXperia 1 Vですが、今回の比較をみると、この一新されたメインセンサーの性能だけでも今回のXperia 1 Vは十分な進化と言えるかもしれません。