昨日発売となったGoogleの最新純正スマホ「Pixel 7a」。
昨年秋にリリースされたPixel 7やPixel 7 Proの廉価版という位置づけではありますが、搭載チップはすべて同じGoogleのTensor G2。
しかし今回、このPixel 7aと上位モデルでは性能面で差がある可能性が出てきました。
Pixel 7aのスコア、なぜかPixel 7より低い
以下は5月12日時点でのPixel 7aおよびPixel 7のGeekbenchにおける期近50回分の平均スコア。
Pixel 7aも理論的にはCPUやGPUの性能という点で上位モデルと同性能はず。
しかし実際にはシングルコアで6%、マルチコアで7%ほどPixel 7aの方がPixel 7よりもスコアが低くなっています。
大きな差ではありませんが、50回分の平均値の差としては統計的には十分有意。
よって、少なくともベンチマーク上でPixel 7aの性能がPixel 7よりも劣っていることは間違いなさそうです。
ちなみに同一チップ搭載の同シリーズ機種通しでベンチマーク性能に差があったケースとしては、昨年、当サイトでGalaxy S22とGalaxy S22 Ultraの性能差についてお伝えしたことがあります。
この違いの原因についてはっきりとしたことは分かっていませんが、一因としては熱管理、具体的にはベイパーチャンバー搭載・非搭載の違いがあるのではとも言われています。
このPixel 7aと上位モデルとのベンチマークスコアの差についてもひょっとすると排熱機構などの違いによるもの、という可能性はありそうです。