本日、シャオミのサブブランド、POCOがフラッグシップモデル、POCO F5と上位モデルのPOCO F5 Proを発表しました。
このPOCO F5はすでに中国で発売済みのRedmi Note 12 Truboのリブランド機種で、「モンスターミッドレンジ」として知られています。
このPOCO F5、正式発表会で明らかになったのは驚きの価格設定。
8GB RAM+256GBストレージのベースモデルの価格は379ドル!
さらに「早朝割引」と適用だと329ドル!
Snapdragon 7+ Gen2はクアルコムの最新アッパーミドル機向けのチップセットで、その性能は昨年のSnapdragon 8 Gen1。
実質的には「Snapdragon 8+ Gen1のアンダークロック版」とも言われています。
また、メモリとストレージも8GB/256GBと言えば十分にハイエンド並みです。
なお、今回のグローバル版は価格が米ドルで表示されていることから、おそらく米国でも正式に発売されることが予想されます。
Pixel 7aの強力ライバルに
Pixel 7aの発表・発売前日にこのPOCO F5のグローバル版発表というのは意図したものなのかは不明ですが、かなりインパクトは大きいという印象。
ちなみに以下はPixel 7aと同一チップ、Tensor G2を搭載したPixel 7/7 ProとPOCO F5の中国版Redmi Note 12 Turboのベンチマーク比較:
また、Pixel 7aの米国価格は449ドルでほぼ確定なので、このPOCO F5はこれよりも70ドルも安い(早期割引な120ドルも安い!)ということになります。
つまり、このPOCO F5の性能はベンチマーク上ではPixel 7aの2割増し、といったところになるはずです。
タイミング的にも両モデルが展開される国・地域ではお互いに強力なライバルとなりそうです。
なお、このPOCO F5ですが、今のところ国内版リリースの情報は皆無。
ただ、シャオミは昨年国内で初めてとなるPOCOブランドモデル、POCO F4 GTを展開しているので、このPOCO F5についても国内版リリースの可能性はまだあるように思えます。