AQUOS wish3の性能、CPU性能では前モデルのwish2から大幅退化

AQUOS

シャープが先ほど発表した2023年新型AQUOS、AQUOS R8、AQUOS R8 Pro、そしてAQUOS wish3の3モデル。

事前の認証通過情報やリークもほぼ皆無で、当サイトとしても完全にノーマークで、Xperia 1 Vや10 Vよりも先に発表というのは多くの方にとっても完全なサプライズといったところではないでしょうか。

そんな新型AQUOSの3機種ですが、台数的にほぼ間違いなく「主力」となるのはミッドレンジのAQUOS wish3でしょう。

しかしこのAQUOS wish3、CPUの性能という点では前モデルのwish2から大幅に「劣化」していることが判明しました。

Dimensity 700搭載のAQUOS wish3の性能はwish2で初代wish並み

AQUOS wish3に搭載されるチップセットはMediatekのDimensity 700。
一方、前モデルのAQUOS wish2にはSnapdragon 695が搭載されており、これらのチップセット性能を比較してみると:

nanoreview.netより
nanoreview.netより

AntutuベンチマークでもGeekbenchでもDimensity 700の方がSnapdragon 695よりも1割以上スコアが劣っているのが分かります。

つまり、AQUOS wish2→wish3ではベンチマーク性能という点では確実に退化している、ということに。

また、Snapdragon 初代AQUOS wishと比較しても:

さすがにこの比較ではAQUOS wish3の方が若干ベンチマークスコアで勝っていますが、その差は小さく、ほぼ同性能とも言えるレベル。

もちろん、AQUOSwish3にはカメラ周りなどでも進化があるようなの、チップセットだけでの比較はできませんが、正直、新型モデルの意味はあまりないようにも思えます。

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