正式発表まであと1週間余りとなったソニーの2023年新型プレミアムフラッグシップ、Xperia 1 V。
公開されているティザー動画からもカメラ周りの機能向上に重きを置いた機種となることは間違いなさそう。
また、昨日は新たに出てきたティザー動画から、このXperia 1 Vのカメラセンサーには「2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー」が使われることが確認されたとお伝えしました。
そして今回、Esato上のユーザーが同モデルに搭載されるセンサーの「サイズ」に関して興味深い情報を提供していました。
Xperia 1 Vのセンサーサイズは1インチ未満、でも実質1インチ!
今回の情報によると、Xperia 1 Vに搭載される2層式センサーの飽和信号量のキャパシティーは1インチセンサー相当になる、とのこと。
つまり、同モデルに搭載されるカメラセンサーは1インチ未満のサイズながら、取り入れることができる「光量」で言えば1インチセンサーと同じくらいになるということ。
ちなみに私の計算が間違っていなければ、2層式センサーで1インチセンサー相当の飽和信号量を受け取るために必要なセンサーサイズは1/1.5~1/1.4インチといったところ。(計算間違ってたらゴメンナサイ)
Xperia 1 IVのメインカメラセンサーのサイズは1/1.7インチなので、Xperia 1 Vではこれよりは大型化するものの劇的な変化、というほどではなさそうです。
なお、今回の情報の投稿者はXperia 1 Vの実機画像をリークしていた人物で、かなり信頼性は高いと言えます。
Xperia Pro-Iの1インチ”もどき”センサーよりも優秀?
ちなみにこれまでのXperiaで唯一1インチセンサーを搭載しているのはXperia Pro-Iで、同モデルの場合、確かに搭載されているセンサー自体は1インチ。しかしセンサーの画素の一部がクロップされるため、「実質的」なセンサーサイズは1/1.3インチと言われています。
そのため、同モデルのセンサーは「1インチセンサー」ではなく、「1インチタイプ」とも呼ばれていました。
「1/1.3インチ分の画素しか使っていないXperia Pro-Iの1インチセンサー」 vs 「1インチセンサー相当の光量を取り入れることができるXperia 1 Vの1インチ未満のセンサー」。
どちらが優れているのかはこれらのセンサーで撮られた画像を比べてみないと分かりませんが、少なくとも理論上は後者の方が「明るいカメラ」となるはず。
Xperia 1 Vのカメラがこれまでとは異なるアプローチをした新型モデルとなることは確かなようなので、非常に楽しみですね。