ソニーのXperia、と言えば間もなく正式発表のXperia 1 Vが注目の的ですが、最近、同社が一部の海外向けXperia機種に対して4月分のセキュリティーパッチを含むソフトウェアアップデートを提供していました。
最新バージョンあは「64.1.A.0.891」で、今のところこのアップデートが提供されているのはXperia 1 IV、Xperia 5 IV、Xperia 1 III、Xperia 5 IIIの欧州モデルや中国・アジア向けモデル。
興味深いのはアップデート内容に「通話中に音質が悪くなったり、音声が途切れたりする不具合を修正しました。」とある点。
海外版Xperiaのソフトウェアアップデートで修正内容を公開すること自体、結構珍しいのですが、逆にかなり問題が広範囲だったということかもしれません。
また、国内でもXperiaではかなり前から通話音質が悪い、音声が途切れるという不満の声が多数あがっており、いまだに報告は絶えません。
これについては一部で国内のキャリアの4G/5Gネットワークの切り替え問題などが関係しており、Xperia依存の問題ではないのでは?といった指摘はありました。
が、このように海外で一連の問題を修正するアップデートが提供された、ということは国内版Xperia 1/5 IVおよび1/5 IIIでの通話関連問題もXperia側に原因がありそうです。
ちなみに国内版のXperia IV/IIIシリーズのセキュリティーパッチは今のところすべて2月分、もしくは3月分で止まっています。
ただ、海外向けがリリースされたという事は、近々国内モデルにも同様の修正内容を含んだアップデートが提供されると思われます。