インターネットを利用するうえで必要不可欠とも言えるWi-Fi。光回線やポケット型WiFi・モバイルルーター、ホームルーターなどを利用することでWi-Fi接続できます。
Wi-Fiを利用している人やこれから利用を検討している人には、「料金よりもWi-Fiの速さを重視したい」という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Wi-Fiの回線速度について解説します。
Wi-Fiの速度に関する基礎知識
回線速度は重要なポイント
光回線やポケット型WiFi・モバイルルーターなどインターネットを利用するうえで重要なポイントが「回線速度」です。
また、利用目的によっても必要となる速度が異なります。ネット閲覧やメールなどよりもオンラインゲームや高画質の動画視聴などは、より速い速度が必要です。
回線速度の単位について
回線速度は「bps(ビット・パー・セカンド)」という単位が使用されています。bpsは、1秒間あたりどのくらいのデータが送れるかということを表しています。
bpsの大きさはK(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)で表されることが多く、それぞれの大きさは下記の通りです。
- 1Kbps=1,000bps
- 1Mbps=1,000,000bps=1,000Kbps
- 1Gbps=1,000,000,000bps=1,000Mbps
データ量を表すMB(メガバイト)に変換すると、8Mbpsの速度だと1秒間に1MBの通信が可能です。
「上り」と「下り」とは?
Wi-Fiや光回線などについて調べていると、「上り」や「下り」という言葉をよく目にすることがあるかと思います。
アップロードは、手元のデータをインターネットに送信することです。具体的には、メールやSMSの送信、画像や動画の投稿などがあげられます。
一方でダウンロードは、インターネット上のデータを受信することです。具体的にはメールやSMSの受信、Webサイトの閲覧、YouTubeなどの動画視聴などがあげられます。
Wi-Fiの主な種類
- 光回線
- ADSL
- ポケット型WiFi・モバイルルーター
- ホームルーター
光回線
光回線は光ファイバーという特殊なケーブルを利用してデータのやり取りを行う通信回線です。
他のWi-Fiと比べると速度が早く安定しやすいです。オンラインゲームなど速い速度が必要なコンテンツに利用したい人におすすめです。
ADSL
ADSLはAsymmetric Digital Subscriber Lineの略称で、電話回線を用いてインターネット通信を行う方法です。
地方や山間部など幅広いエリアで利用可能というメリットがありますが、光回線の登場によって少しずつ利用者が減少し、今後徐々にサービスが終了します。
ポケット型WiFi・モバイルルーター
ポケット型WiFi・モバイルルーターは、文字通りポケットサイズのWi-Fiです。光回線やADSLと異なり固定回線ではなく、スマホと同じ通信方法を用いています。
利用できる回線はドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアやWiMAXなどの回線があります。会社やプラン内容によっては、4Gだけでなく5Gにも接続可能です。
ポケット型WiFi・モバイルルーターのおすすめは「THE WiFi」
fa-caret-right今だけの特別キャンペーン実施中fa-caret-left
- 3ヶ月間基本料金0円
fa-angle-double-right最大21,484円(税込)お得! - 30日間無料でお試し体験
- 最新映画やドラマが3ヶ月無料
- THE WiFiポイント10,000円分プレゼント
THE WiFiなら、実質月額3,070円(税込)で100GBまで使い放題。万が一サービスに満足しなかった場合は、申し込み日から30日以内の申告で、一切の料金負担なく解約OK!
fa-check-square-o端末レンタル料金0円
fa-check-square-o最短即日発送0円
fa-check-square-oドコモ・au・ソフトバンクのエリア対応
→1つの回線で通信障害が起きても繋がる
fa-check-square-o海外でもそのまま使える
fa-check-square-o24時間365日いつでも電話申し込み可能
端末保証サービスやおたすけサポート、高性能セキュリティが備わっていてアフターケアの充実度が高いところもおすすめの一つです。
ホームルーター
ホームルーターは置くだけWi-Fiとも呼ばれ、ポケット型WiFi・モバイルルーターと同じ通信方法を利用します。
ポケット型WiFi・モバイルルーターのように持ち運びはできませんが、コンセントに繋いで利用する端末なので速度が安定しやすく同時接続台数も多くなっています。
回線速度の目安
インターネットを利用する場合、用途によって適切な通信速度が異なります。メールやSMSなどは比較的遅い速度でも利用できます。下り速度の目安は以下の表の通りです。
メールやLINE | 128kbps〜1Mbps |
---|---|
Webサイトの閲覧 | 1〜5Mbps |
動画の視聴 | 5〜20Mbps |
オンラインゲーム | 20Mbps〜 |
Webサイトは画像が多いショッピングサイトなどを閲覧する場合、通常よりも速い速度が必要になります。動画の視聴は画質によってことなりますが、中画質程度であれば5Mbpsで十分再生可能です。
回線速度の調べ方
現在利用している回線速度はインターネットのサイトなどで簡単に計測できます。今回は、その中でもおすすめの2つのサイトを紹介します。
- FAST
- みんなのネット回線速度(みんそく)
FAST
「FAST」は、Netflixが提供しているスピードテストです。パソコンやスマホから現在使っている回線の通信速度を簡単にテストすることができます。
受信速度だけでなくアップロードの速度なども同時に計測することも可能です。
出典:FAST公式サイト
みんなのネット回線速度(みんそく)
みんなのネット回線速度(みんそく)は自分の通信速度だけでなく、他のユーザーの速度も見ることができる通信速度測定サイトです。
自分の現在利用している回線の速度と他社の回線速度を簡単に比較することができるサイトです。光回線はもちろんポケット型WiFi・モバイルルーターや格安SIMの計測結果も確認できます。
出典:みんなのネット回線速度
Wi-Fiの通信速度が遅くなる時の原因
- Wi-Fiルーターの置く場所が悪い
- 接続台数が多い
- 速度制限がかかっている
- Wi-Fiルーターの不具合
- プロバイダに問題がある
Wi-Fiルーターの置く場所が悪い
電波はどこまでも広がるものではなく、ルーターとスマホやパソコンなどの接続端末の距離が遠ければその分速度は低下してしまいます。
また、電波を使用する家電製品は電波干渉の原因となってしまいます。とくに電子レンジやBluetoothスピーカーなどが近くにあると電波障害が起きるかのうせいがあります。
接続台数が多い
光回線やポケット型WiFi・モバイルルーターにはそれぞれルーターに同時接続できる台数が決められています。
推奨されている台数は製品によって大きく異なります。接続台数は決められた台数を守ることが大切です。
速度制限がかかっている
ポケット型WiFi・モバイルルーターやホームルーターのWi-Fiを利用している人の場合、速度制限によって速度が低下しているかもしれません。
とくにWiMAXなどの実質無制限プランは、「3日10GB以上」の利用で速度制限という条件が設けられていることがあります。
Wi-Fiルーターの不具合
Wi-Fiルーターが何らかの理由で不具合を起こしているという可能性もあります。
長年使っているものは経年劣化によって不具合が起きやすくなることもあります。
プロバイダに問題がある
ルーターの不具合だけでなく、光回線のネットワークを提供するプロバイダに何らかの問題が生じた場合も速度が遅くなることがあります。
スマホやパソコン、ルーターなどに不具合が見られない場合はプロバイダの公式サイトなどで接続状況などを確認しましょう。
Wi-Fiの通信速度が遅くなった時の解消法
- 接続端末やWi-Fiルーターを再起動する
- Wi-Fiルーターの置き場を変える
- Wi-Fiの周波数帯を変える
- 使わない端末のWi-Fi接続を切っておく
- 中継機を使う
- Wi-Fiルーターを買い替える
- プロバイダを見直す
接続端末やWi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiの速度が不安定になったと感じた時はまずスマホやパソコンなどの接続端末とWi-Fiルーターの再起動をしてみましょう。
一時的な不具合の場合は再起動で症状が改善することがあります。
Wi-Fiルーターの置き場を変える
Wi-Fiの速度が安定しない、とくに場所によって速度が変化するという人はWi-Fiルーターの置く場所を変えてみましょう。
また、アンテナがついているWi-Fiルーターは、横向きアンテナを向けると縦方向へ、垂直にアンテナを立てると横方向への電波を強められます。
Wi-Fiの周波数帯を変える
Wi-Fiの周波数を変えることで速度が回線することもあります。Wi-Fiには基本的に2.4GHzと5GHzの2種類の周波数があります。
「2.4GHz」は周波数が低く電波が遠くまで届きやすく、壁や床などの遮蔽物の影響を受けにくいです。ただし、他の家電などの電波干渉を受けやすいというデメリットがあります。
一方で、「5GHz」は周波数が高く電波干渉が起きにくく、2.4GHzと比べると速度が速いでうすが、壁などの遮蔽物の影響を受けやすいというデメリットがあります。
中継機を使う
一般的な広さの戸建て住宅やマンションであればならルーター1台で問題なく通信できますが、建物の大きさやルーターの性能によっては電波が部屋の隅々まで行き届かないことがあります。
建物全体の速度を安定させたい人は電波を中継する「中継機」を使用してみましょう。
Wi-Fiルーターを買い替える
周波数を変えてたり、接続台数を減らしたりしてもルーターの不具合で速度が改善されない場合は、ルーターを買い替えることも手段の一つです。
ルーターのスペックの高いものにすることで、通信スピードが安定したり接続台数が増えるなどのメリットがあります。
プロバイダを見直す
プロバイダが原因で速度が遅くなったり不安定になる場合は、プロバイダを乗り換えることを検討してみてください。
乗り換え時に発生してしまう違約金や工事費用などの負担が軽くなります。プロバイダを見直すことで通信スピードが速くなることはもちろん、月額料金を見直せる点もメリットです。
Wi-Fiの速度に関するよくある質問
bpsは、1秒間あたりどのくらいのデータが送れるかということを表しています。
データ量を表すMB(メガバイト)に変換すると、8Mbpsの速度だと1秒間に1MBの通信が可能です。
上り(アップロード)は、手元のデータをインターネットに送信することです。具体的には、メールやSMSの送信、画像や動画の投稿などがあげられます。
一方で下り(ダウンロード)は、インターネット上のデータを受信することです。Webサイトの閲覧やYouTubeなどの動画視聴などが具体例です。
固定回線には、光ファイバーを使用する光回線や電話回線を使用するADSLなどがあります。
また、携帯回線を利用するポケット型WiFi・モバイルルーターやホームルーターもあります。
あくまで目安になりますが、メールやLINEには128kbps〜1Mbps、Webサイトの閲覧には1〜5Mbps、動画の視聴には5〜20Mbps程度の速度が必要です。
オンラインゲームは、プレイするゲームにもよりますが、最低でも20Mbps程度あると望ましいです。
また、Wi-Fiルーターの不具合やプロバイダに問題があると速度が遅くなってしまいます。
ルーターやプロバイダに問題がある場合は、ルーターの買い替えやプロバイダの乗り換えを検討してみてください。
申し込む場所はオンラインがおすすめです。オンライン限定のキャンペーンなどを利用することができます。
まとめ
今回はWi-Fiの回線速度について解説しました。
Wi-Fiの回線速度が速ければオンラインゲームや高画質の動画を存分に楽しむことができます。