昨年8月にリリースされた既存最新Andrid OS、Android 13。
Pixel以外ではGalaxy Sシリーズを皮切りに、過去OSと比べてもかなり速いペースでアップデートの提供が進んでいると言えると思います。
そんなAndroid 13を含めたAndroid OSの最新のOS別シェアが公開されていました。
最新のAndroid 13のシェアは前回の1月の発表時から約3ヵ月で5%から12.1%へと約2.4倍に増加しています。
これは1月後半から2月にかけて一気にOSアップデートの提供が進んだためと思われます。
Android OS フラグメンテーションの解消には程遠い状態
ただこの12.1%という普及率、どうなんでしょう?
例えば、国内展開モデルをみてみても、Android 13へのアップデート対象機種のうち、8割程度はすでにアップデート提供済みとなっている印象。
それにもかかわらず全体の普及率が1割強にしかなっていない、ということは、つまりAndroid 13へのアップデート対象となっていない機種がほとんどを占めている、ということに。
実際、Android 11 (R)やAndroid 10 (Q)のシェアが大きく動いていないという点から見ても、やはりAndroidスマホの問題はアップデート提供スピードというよりOSアップデートサポートの期間の問題といえそう。
複数のOSバージョンが併存するいわゆる「Android OSの断片化(フラグメンテーション)」。
Googleも問題解決に向け動いているとは言われていますが、Pixelですら約束されたOSアップデート回数が3回、という時点で、やはり根本的な解決は難しいのかもしれませんね。