Xperia 1以降の機種で側面に「再搭載」されている指紋認証センサー。
なにかとトラブル報告の多いこのタイプの指紋センサーですが、今回、これに関して少し気になる報告がReddit上で上がっていました。
ソニーがXperiaの指紋センサーを意図的に無効化?
米国版のXperia 1 IIIを使用しているというこのユーザーによると、先日提供された3月分セキュリティーパッチを含むアップデートを適用したところ、指紋認証センサーが設定ごと無効化されていた、とのこと。
そしてこの件についてソニーの公式サポートに問い合わせてたところ「ビジネス上の決断」でセンサーを無効化した」と説明された、と報告されています。
Xperia 1以降のXperiaでは指紋認証センサーが設定ごと消えて使えなくなる、という事情が多数報告されていますが、これはあくまで「不具合」と認識されており、少なくともソニーが意図的に指紋センサーを無効化しているといった話は聞いたことがありません。
一方、今回の事象は「米国版」のXperiaで発生しているとのことで、米国版Xperiaといえば過去に指紋センサーに関するちょっとした「特徴」がありました。
というのも、Xperia XZ1以前の機種では米国版「のみ」が指紋認証センサーが無効化されている、ということがあり。これについては米国におけるアップルとの特許関連の事情によるもの、とされていました。
しかし、Xperia XZ3以降のXperiaでは米国版も指紋認証が利用可能になり、それは現在のXperia 1~1 IVでも同様です。
なお、このユーザーは再度問い合わせをしましたが、同様の説明を受けたとのことで、少なくとも説明を誤解している、といったことはなさそう。
ただ、こういった報告はまだ1件のみなので、今後の他のユーザーからの報告を含めて少し様子見をしたいところです。