【体験談】楽天モバイルを海外でそのまま使ったら5,000円くらい請求きた

海外旅行が再開しつつある中、「楽天モバイルは海外でも便利らしい」という話が広まりつつあります。

国内で契約しているスマホが海外でもそのまま使えるなんて、あり得ないというか、ちょっと信じ難いですよね。

この記事では、楽天モバイルが海外でどのくらい使えるか？実際に使ってみた体験談を元にお伝えします。

楽天モバイルは海外でも2GBまで無料で使える！

楽天モバイルは、海外でも2GBまで無料で使えます。

楽天モバイルのプラン「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ（ラクテンアンリミットセブン）」には海外通信用の2GBが含まれています。

料金は段階制で、海外・国内両方で利用した通信量の合算で料金が決まります。

例えば海外で2GB、国内で2GB使った場合は、4GBの料金（2,178円）が請求されます。

データローミング（海外ローミング）とは

楽天モバイルが海外でも使えるのは「データローミング」という仕組みのおかげです。

データローミングは、契約しているスマホを海外に持ち込んだ時に、楽天モバイルが契約している現地の携帯会社に自動で繋がるシステムのことです。

楽天モバイルは69の国と地域でローミング契約をしており、楽天モバイルを使う感覚で現地の会社を使えます。

楽天モバイルが使える国や地域は？

楽天モバイルは世界69の国と地域で使えます。使える国と地域はこちらのページからチェックできます。

▼楽天モバイルが使える代表的な国・地域▼

• アメリカ
• カナダ
• ハワイ
• タイ
• カンボジア
• ベトナム
• フィリピン
• イタリア
• イギリス
• スイス
• フランス
• 台湾
• 韓国
  他多数

このように、パッと思い浮かぶ国や地域は海外2GBの対象です。

対象外なのは、日本人が行く機会の少ない国や地域が多いです。自分の行きたい国が対象かどうか、事前にチェックしてみてください。

Rakuten Linkで国際通話・国際SMSが無料

Rakuten Linkアプリを使えば、国際通話・国際SMSは無料です。

発信側がRakuten Linkであれば、着信相手がアプリを使っていなくてもOKです。国際SMSも同様です。

ただ、無料になるのは海外→日本への電話・SMSのみで、海外→海外への電話やSMSは無料にならないケースがあります。

わざわざ契約するのはコスパ微妙

空港では楽天モバイルのポケットWi-Fiを契約できますし、旅行前に楽天モバイル公式サイトで契約していく方法もあります。

ただし、海外旅行のためだけに楽天モバイルを契約するのは正直おすすめしません。

2GBはそれほど多い容量ではなく、足りなくなる可能性が高いです。他にもっとコスパのよい海外Wi-Fiを探した方が賢明です。

あくまで「たまたま楽天モバイルユーザーだったら、海外でも使えてラッキー！」という人に向いています。

楽天モバイルを海外で実際に使ってみた

ということで実際に、楽天モバイル契約中の状態で海外旅行してみた感想を報告します。

日々、ライターとしてスマホの記事を書いてるんですが

「これを契約しとけば海外100カ国でもそのまま使える！」とか書いてるけど、いざ自分が海外きて、普通に繋がるとビビる。

楽天モバイルですが、

ジョージア、アルメニアはダメだったけど、
ギリシャ、トルコだと勝手にネット繋がる。 pic.twitter.com/7sOF6q6V5l

— ふじさわあつし (@fujisawatsushi) October 7, 2022

2022年の10月にヨーロッパの4カ国に行ったんですが、ギリシャ、トルコでは自動で繋がり、ジョージア、アルメニアはつながりませんでした。

これらの国を国・地域のページで調べたところ、やはりギリシャは対応、ジョージアは非対応と表示されていました。

楽天モバイルを海外で使うための設定

あ、すいません元ツイート消してしまいました。

ジョージア、アルメニアは楽天モバイルは繋がらないので、現地SIMを契約するしかなかったです〜

ギリシャ、トルコは何もせずとも勝手に繋がりました！

— ふじさわあつし (@fujisawatsushi) October 7, 2022

僕は何も設定せずに勝手にネットにつながりましたが、iPhoneでもAndroidでも以下の操作でデータローミングをONにしておく必要があります。

▼事前の設定（iPhone）▼

1. 「設定」アプリ
2. 「モバイル通信」
3. 利用しているキャリアを選択（デュアルSIM利用時）
4. 「データローミング」をONにする

▼事前の設定（Android）▼

1. 「設定」アプリ
2. 「接続」
3. 「モバイルネットワーク」
4. 「ローミング設定」
5. 「データローミング」をONにする

データローミングがONになっていれば、海外に着いた瞬間に自動でネットが繋がるので非常にラクチンです。

海外で2GBは足りる？

先述のとおり、実際は2GBでは足りない可能性が高いです。

海外では、日本にいる時よりもスマホを使う機会が多くなります。

▼海外でスマホを使う機会▼

• 観光情報、行きたいお店を探す
• 地図を見ながら移動する
• アプリでタクシーを呼ぶ
• 長い待ち時間でSNSを見る
• 翻訳アプリ

もちろん人によるので一概には言えませんが、日本にいる時よりも2〜3倍くらいのデータ容量を消費する感覚でした。

僕の場合は、だいたい1日で1GBで、無料分の2GBは2日くらいで使い切りました。

海外で楽天モバイルを使う場合、以下で解説するコツをうまく活用してください。

海外で楽天モバイルを使うコツ

当たり前ですがWi-Fiを有効活用しましょう。

海外は（国・地域によりますが）日本よりも公共Wi-Fiがカンタンに使えることが多く、空港やホテル、カフェなどで利用できます。

また、Google Mapを事前にダウンロードして使うことでデータ容量を節約することもできます。

海外で2GBを超過した場合

海外で2GB使うと、128kbpsまで速度制限されます。

128kbpsではネットで検索してもほとんどのページは開けず、動画もSNSもほぼ見られない速度です。

辛うじてLINEでテキストだけ送れる（写真やスタンプの送受信にはかなり時間がかかります）レベル。

2GB使ってしまい制限がかかったら、データチャージするのがおすすめです。

海外でデータをチャージする方法

海外でも1GBあたり500円でデータチャージできます。

国内でのチャージが1GBあたり660円なので、めちゃくちゃ割高ではありません。

▼海外でのデータチャージの方法▼

1. my 楽天モバイルにアクセスする
2. 「ホーム」の「データチャージ」
3. 「データチャージ」
4. 「海外ローミング」を選び、チャージしたい容量を選択
5. 「購入する」

手続きが完了すれば、楽天モバイルから「楽天モバイルデータチャージ完了のお知らせ」メールが届き、購入した瞬間からデータにサクサク快適に繋げるようになります。

まとめ：2日くらいまでなら無課金でいけるかも

楽天モバイルユーザーなら誰でも2GBは無料で使えます。

1〜2日の渡航なら問題ありませんが、3日、4日以上になってくると2GBでは少し不安です。

2GBを超えた場合も、1GBあたり500円でチャージできますが、積み重なって高額になる可能性もあります。

とはいえ、通常の利用プランの中に海外利用も含まれているのはかなり太っ腹なプランですね！

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