eSIMとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説!物理的なSIMカードとの違いもまとめ

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eSIMとはなにかや、メリット・デメリットについて紹介します。

eSIMについて知りたい方は、参考にしてみてください。


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  1. eSIMとはなに?特徴をわかりやすく解説
    1. eSIMとは|スマホに組み込まれたSIMのこと
    2. 「eSIM」と「nanoSIM」の違いとは|物理的なカードかどうか
    3. 「eSIM」と「nanoSIM」はどちらが良い?
    4. eSIMを活用してデュアルSIMで運用できる?
  2. eSIMの4つのメリットとは
    1. eSIM向けプランは安価なことが多い|低容量・低料金のプランも選べる
    2. 紛失や破損といったリスクがない|本体内蔵だから抜き差し不要
    3. 契約後すぐに利用できる|SIMカードの到着を待つ必要がない
    4. デュアルSIMで異なるプランを併用できる|料金を安くすることが可能
  3. eSIMの3つのデメリット・注意点とは
    1. eSIMプランはあまり普及していない|契約できる事業者は限られる
    2. オンライン専用プランは店舗で契約できない|対応キャリアでも対応不可
    3. スマホのSIMロック解除が必須|乗り換えが面倒なケースもある
  4. eSIM対応機種とは?iPhone・Android・タブレット端末別で紹介
    1. eSIM対応のiPhone|Xシリーズ以降とSE2なら使える
    2. eSIM対応のAndroid|Googleの端末が比較的多く対応している
    3. eSIM対応のタブレット端末|新しめのiPadなら利用できる
  5. eSIM対応のキャリア・格安SIMとは
    1. 楽天モバイル|eSIMに対応済みで店舗でも契約できる
    2. ahamo・LINEMO・povo2.0など格安プラン|すべてeSIMに対応
    3. ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリア|2021年以降はeSIMに対応
    4. mineo・OCNモバイルONE・IIJmio・イオンモバイルなど格安SIM|データ通信専用が主流
  6. eSIMの設定手順とは
    1. eSIMの一般的な設定手順
      1. 1. 設定前の準備をしておく|アプリを使わない場合の確認
      2. 2. 受信メールのeSIM設定画面専用URLを表示する|利用しない端末で対応する
      3. 3. ワンタイムパスワードの受け取りをする|2種類の方法から選べる
      4. 4. eSIMプロファイルをダウンロードする|LINEMOを利用する端末で対応
      5. 5. 回線切替をする|ソフトバンク系列からの乗り換えの場合
      6. 6. iPhoneの再起動と通信設定をする|iOS14.5以上であればアップデート不要
    2. eSIMの機種変更の手順
      1. 1. eSIMの交換・再発行をする|Web・アプリから手続き可能
      2. 2. eSIMの開通手続きをする|申し込みは新しく使用する端末から
  7. eSIMのおすすめの使い方とは
    1. 日本国内でeSIMを使う|データ通信専用プランがおすすめ
    2. 海外でeSIMを使う|Webサイトやアプリから購入する
  8. eSIMでよくある質問
    1. eSIMに対応しているキャリア・格安SIMは少ない?
    2. eSIMのみで、nanosimが使えない機種もある?
    3. eSIMの意味とは?
    4. eSIMから物理SIMに変更できる?
    5. eSIM利用中に、別のeSIMモデルのスマホに機種変更できる?
    6. eSIMが使えるかどうか確認する方法は?
    7. eSIMを海外で利用する際、電話番号はどうなる?
    8. eSIMでApple Watchも使える?
  9. まとめ:eSIMとは、機種に元から内蔵されている本体一体型のSIMのこと

eSIMとはなに?特徴をわかりやすく解説

eSIMとはなに?特徴をわかりやすく解説

まずは、eSIMの特徴を見ていきましょう。

eSIMとは|スマホに組み込まれたSIMのこと

eSIMとは|スマホに組み込まれたSIMのこと

eSIMとは、スマホ端末に組み込まれたデジタルなSIMのことです。

新しいSIM規格であり、eSIMには以下2つの特徴があります。

従来の物理SIM(SIMカード)では人の手による差し替えが必要ですが、eSIMは本体と一体型になっているので、SIMカードの到着を待ったり紛失・破損といった心配をしたりすることもありません。

また、通信に必要なプロファイル(情報)をオンライン上で書き込むことができるので、物理SIMを必要としません。

元々は企業向けに開発されたIoT機器(モノのインターネット)向けの技術であり、大手自動車メーカーはeSIMを利用した通信回線の統合管理・監視ができるグローバル通信プラットフォームを構築しています。

eSIMに対応したサービスは、以下のとおりです。

対応キャリアは大手4社すべてであり、キャリア系以外ではIIJmioが代表的です。

「eSIM」と「nanoSIM」の違いとは|物理的なカードかどうか

「eSIM」と「nanoSIM」の違いとは|物理的なカードかどうかeSIMは内蔵型SIM(物理的でないカード)であり、nanoSIMは物理的なSIMカードです。

そもそもSIMカードには、以下のような情報が記録されています。

eSIMは上記の内容を本体に内蔵しているので、SIMカードが不要なのです。

一方のnanoSIMは、SIMカードの一種です。

現在の物理SIMカードは「標準SIM」「MicroSIM」「nanoSIM」の3種類であり、もっとも小さいサイズがnanoSIMです。

2020~2021年にかけてもっとも普及したSIMカードですが、利便性の高さから今後はeSIMの需要が急増することが予想されます。

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「eSIM」と「nanoSIM」はどちらが良い?

使用するデバイスがeSIM対応であれば、eSIMを選んだほうが良いでしょう。

理由は、SIMカードの差し替えに手間がかからず、到着を待たずにすぐに使い始めることができるからです。

物理的なSIMの場合、契約後にSIMカードが自宅に届くまで待ち、その後でを取り換えるなど時間がかかります。

申し込みから利用開始まで早く設定したい場合は、eSIMを選びましょう。

eSIMを活用してデュアルSIMで運用できる?

eSIMを活用してデュアルSIMで運用できる?eSIMを活用してデュアルSIMで運用することは可能です。

ただし、eSIMと物理SIMのいずれにも対応したデバイスに限ります。

たとえば、「楽天ハンド」のようにeSIMのみに対応した端末では物理SIMが挿入できないので、eSIMのプランしか利用できません。

iPhoneシリーズであれば2018年に発売されたiPhoneXS/XS Max、iPhoneXRからはeSIMとSIMカードのデュアルSIMに対応しています。

デュアルSIMで両方利用する場合は、事前にデバイスの情報を確認しておきましょう。

eSIMの4つのメリットとは

eSIMの4つのメリットとはここでは、eSIMのメリットを見ていきましょう。

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eSIM向けプランは安価なことが多い|低容量・低料金のプランも選べる

eSIM向けプランは安価なことが多い|低容量・低料金のプランも選べるeSIM向けプランは安価であることが、eSIMの大きなメリットです。

事業者側は運営に必要なコストや設備を削減できるので、安価な料金で提供できます。

eSIMであれば、SIMカードの発送や事務処理といった手間がかかりません。

たとえば、IIJmioのeSIMプランなら2GBで月額440円(税込)であり、初回のSIMカード発行手数料も220円(税込)と従来の手数料の半分ほどです。

ただし、データ通信のみなので、通話オプションである「みおふぉんダイヤル」を付帯することはできません。

以上の理由から、料金の安さを重視するならeSIM向けのプランをおすすめします。

紛失や破損といったリスクがない|本体内蔵だから抜き差し不要

紛失や破損といったリスクがない|本体内蔵だから抜き差し不要紛失や破損といったリスクがない点も、eSIMのメリットといえます。

本体に内蔵されているため、抜き差しする必要がないからです。

従来のSIMカードは、差し替え時に落としてしまったりスマホに合ったサイズにカードを切り取ったりする必要があるなど、紛失や破損のリスクが伴います。

とくにnanoSIMはカードのサイズが小さいので、紛失には注意しなければなりません。

SIMカードを紛失・破損すると、回線停止や再発行の手続きをすることになるため、手間も時間もかかってしまいます。

よって、SIMカードの紛失・破損のリスクを避けるなら、eSIMがおすすめです。

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契約後すぐに利用できる|SIMカードの到着を待つ必要がない

契約後すぐに利用できる|SIMカードの到着を待つ必要がない契約後すぐに利用できることも、eSIMならではのメリットです。

遠隔によって情報を書き込むことができるため、契約から利用までオンライン上で完結します。

従来のSIMカードは、オンライン上で契約しても郵送で送られてくるので、使用できるまでに時間がかかっていました。

ドコモやau、ソフトバンクといったキャリアとの契約であればSIMカードをその場で受け取れるものの、店舗が近くにないと手続きできない問題があります。

eSIMであれば、店舗が近くになくても契約後すぐに利用できます。

申し込み後すぐに使いたい人にも、eSIMがおすすめです。

デュアルSIMで異なるプランを併用できる|料金を安くすることが可能

デュアルSIMで異なるプランを併用できる|料金を安くすることが可能デュアルSIMで異なるプランを併用できることも、eSIMのメリットです。

そもそもデュアルSIMとは、1台のスマホにSIMカードを2枚挿入して利用できる機能を指します。

従来のスマホは1台につき1枚のSIMカードしか挿すことができないので、1種類の契約しかできませんでした。

eSIMのみにしか対応していない「楽天ハンド」などの端末を除いて、eSIM対応スマホであればデュアルSIMに対応しています。

たとえば、メイン回線を楽天モバイル、eSIMをIIJmioといった組み合わせで使えば通話料は無料でデータ通信料も安く済みます。

ほかにも、2つの電話番号や別々のLINEアカウントを持つなど、スマホ1台で2台持ちと同様の使い分けをすることも可能です。

仕事とプライベートを完全に分けたい場合に便利です。

異なるプランをを使って毎月の料金を安くしたい人にも、eSIMの活用をおすすめします。

eSIMの3つのデメリット・注意点とは

eSIMの3つのデメリット・注意点とはここでは、eSIMの3つのデメリット・注意点を確認していきましょう。

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eSIMプランはあまり普及していない|契約できる事業者は限られる

eSIMプランはあまり普及していない|契約できる事業者は限られるeSIMプランはあまり普及していないことがデメリットです。

eSIMプランを提供している事業者は、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリアや格安SIMを提供するMVNOがあります。

しかし、大手キャリア系以外はIIJmioやBIC SIM、LinksMateなど、選択肢が限られてしまうのが現状です。

ただし、eSIMプランのサービスを開始するキャリア以外の事業者も、今後は増えていくことが予想されます。

以上の理由から、eSIMプランの選択肢は少ない点には注意してください。

オンライン専用プランは店舗で契約できない|対応キャリアでも対応不可

オンライン専用プランは店舗で契約できない|対応キャリアでも対応不可キャリア系のオンライン専用eSIMプランは店舗で契約できない点も、eSIMのデメリットといえます。

そもそもキャリア系のオンライン専用プランは、基本的に店舗での契約ができないからです。

ドコモ、au、ソフトバンクは、eSIM対応キャリアではあるものの、ahamo、povo、LINEMOといったオンライン専用プランは、店舗では契約の手続きができません。

つまり、ドコモショップやauショップといった店舗でeSIMプランを契約しようとしても、対応してもらえないのです。

ただし、楽天モバイルだけは楽天モバイルショップでもeSIMプランを新規申し込みできます。

店舗でプランを契約したい人は、対応してもらえないこともあるので注意してください。

スマホのSIMロック解除が必須|乗り換えが面倒なケースもある

スマホのSIMロック解除が必須|乗り換えが面倒なケースもあるスマホのSIMロック解除が必須であることも、eSIMのデメリットです。

SIMロック解除をしないと、他社のeSIMプランの契約はできません。

楽天モバイルを除くドコモ、au、ソフトバンクといったキャリアでスマホを購入している場合は、eSIMプランの契約にSIMロック解除が必須です。

ただし例外として、ドコモからahamo、auからpovoやuqmobile、ソフトバンクからlimemoやY!mobileなど同じ系列への乗り換えであればSIMロック解除は不要です。

スマホによってはSIMロック解除できない場合もあるので、eSIMプラン契約前に手続きをしたり確認したりするなどの注意が必要です。

eSIM対応機種とは?iPhone・Android・タブレット端末別で紹介

eSIM対応機種とは?iPhone・Android・タブレット端末別で紹介ここでは、eSIM対応機種を端末別に確認していきましょう。

eSIM対応のiPhone|Xシリーズ以降とSE2なら使える

eSIM対応のiPhone|Xシリーズ以降とSE2なら使えるeSIM対応のiPhoneは、以下のとおりです。

iPhoneシリーズ 機種名 eSIM対応
iPhone13シリーズ iPhone13 Pro Max、iPhone13 Pro、iPhone13、iPhone13 mini
iPhone12シリーズ iPhone12 Pro Max、iPhone12 Pro、iPhone12、iPhone12 mini
iPhone11シリーズ iPhone11 Pro Max、iPhone11 Pro、iPhone11
iPhoneXシリーズ iPhoneXS、iPhoneXS、iPhoneXR
iPhone SE2 iPhone SE(第2世代)
iPhone8シリーズ iPhone8Plus、iPhone8
iPhone7シリーズ iPhone7Plus、iPhone7
iPhone SE1 iPhone SE(第1世代)

2018年9月以降に発売されたiPhoneXRシリーズや、iPhone SE2はeSIMが使えます。

しかし、iPhone7やiPhone8、iPhone SE(第1世代)はeSIMに対応していないので、契約時は注意してください。

eSIM対応のAndroid|Googleの端末が比較的多く対応している

eSIM対応のAndroid|Googleの端末が比較的多く対応しているeSIM対応のAndroid端末は、以下のとおりです。

メーカー名 対応機種名
AQUOS AQUOS wish、AQUOS zero6、AQUOS sense6、AQUOS sense4 lite
Xperia Xperia 10 III Lite
Google Google Pixel6 Pro、Google Pixel6、Google Pixel 5a(5G)、Google Pixel 5、Google Pixel 4a(5G)、Google Pixel 4a、Google Pixel 4、Google Pixel 4 XL
Galaxy Galaxy Z Flip/Flip3 5G、Galaxy Z Fold/Fold2/Fold3 5G、Galaxy S21/S21+/S21 Ultra 5G、Galaxy S20/S20+/S20 Ultra Galaxy Note20/Note20 Ultra
OPPO OPPO A55s 5G、OPPO Find X3 Pro、OPPO Reno5 A、OPPO A73
HUAWAI HUAWAI P40、HUAWAI P40 Pro、HUAWAI Mate40 Pro
Rakuten Rakuten BIG s、Rakuten BIG、Rakuten Mini、Rakuten Hand
Microsoft Microsoft Surface Duo2
ZTE ZTE Libero 5G II

上記から、Google製のスマホがもっともeSIMに対応していることがわかります。

Androidはメーカー別に見るとiPhoneよりもeSIM対応端末が少ないので、事前に確認したうえでeSIMプランを契約するようにしましょう。

eSIM対応のタブレット端末|新しめのiPadなら利用できる

eSIM対応のタブレット端末|新しめのiPadなら利用できるeSIM対応のタブレットは、以下のとおりです。

シリーズ 機種名
iPadシリーズ iPad(第9世代)、iPad(第8世代)、iPad(第7世代)
iPad mini(第6世代)、iPad mini(第5世代)、iPad Air(第5世代)、iPad Air(第4世代)、iPad Air(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第4世代)、12.9インチiPad(第3世代)、 11インチiPad Pro(第3世代)、 11インチiPad Pro(第2世代)、 11インチiPad Pro

eSIMに対応しているタブレット端末は、iPadしかありません。

今後はほかの端末も対応するかもしれませんが、Apple社製の端末はeSIM対応であることが多いことがわかります。

eSIM対応のキャリア・格安SIMとは

eSIM対応のキャリア・格安SIMとはeSIM対応のキャリア・格安SIMを見ていきましょう。

楽天モバイル|eSIMに対応済みで店舗でも契約できる

楽天モバイル
キャリア eSIM対応 提供開始
楽天モバイル 2019年10月1日

楽天モバイルは、キャリアのなかでもっとも早くeSIMに対応したサービスを展開しています。

大手キャリアに参入した直後からeSIMに対応している事業者であり、「楽天ビッグ」や「楽天ミニ」など、eSIMに対応した自社独自の端末を販売していることも特徴です。

また、競合の他キャリアがオンライン専用プランで対応しているのに対して、楽天モバイルは店舗(楽天ショップ)でも契約できます。

特筆すべきは、eSIMプラン申し込み時のスムーズさです。

身分証明に「eKYC」を導入しているため、開通手続きに要する時間を大幅に削減しているので、申し込みから利用開始までの期間は短いといえます。

eKYC(electronic Know Your Customer)とは、オンライン上でできる本人確認のことです。

楽天独自の安価なeSIM対応端末を手に入れたい場合には、楽天モバイルがおすすめです。ただし、楽天モバイルのeSIMプランと通常プランでは内容が同じです。

通話だけは無料の楽天モバイルにして他社の安価なeSIM向けデータ通信を契約する場合には、通常プランを選びましょう。

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ahamo・LINEMO・povo2.0など格安プラン|すべてeSIMに対応

ahamo・LINEMO・povo2.0など格安プラン|すべてeSIMに対応
プラン eSIM対応 提供開始
ahamo(アハモ) 2021年9月8日
LINEMO(ラインモ) 2021年3月17日
povo2.0(ポヴォ) 2021年3月23日

ahamo、LINEMO、povo2.0といったオンライン専用プランも、eSIMに対応しています。

ahamoはドコモ、LINEMOはソフトバンク、povoはauが提供するオンライン専用プランです。

ahamoは「月間20GBのデータ通信」と「5分以内のかけ放題」、LINEMOは「月間20GB」に「LINEアプリ使用時のデータ使用が無料」、povoは「0円からの利用が可能」「1~150GBのトッピングができる」といった特徴があります。

メニュー ahamo LINEMO povo
データ通信料 20GB 20GB 1~150GB
通話オプション 5分かけ放題 無料 550円/月 550円/月
無制限かけ放題 1,100円/月 1,650円/月 1,650円/月
留守番電話サービス

ただし、上記のプランはオンライン専用のため、「申し込みサイトがメンテナンス中」など特別な理由がない限りは、店舗で契約することはできません。

ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリア|2021年以降はeSIMに対応

ドコモ・au・ソフトバンクなど大手キャリア|2021年以降はeSIMに対応
キャリア eSIM対応 提供開始
ドコモ 2021年9月8日
au 2021年8月26日
ソフトバンク 2021年7月14日

ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアでも、eSIMは利用できます。

楽天モバイルが2019年にいち早くeSIMの提供に乗り出したのとは対照的に、3キャリアはeSIMの提供は海外での利用に限られるなど、提供に消極的な姿勢でした。

初期は大手キャリアがeSIMを提供することで、ユーザーが簡単に流出するリスクがあったのです。

しかし、総務省の後押しもあって2021年からオンライン上でeSIMを申し込むことが可能になりました。

各キャリアともに、オンライン上で「eKYC(オンライン上の本人確認)」を導入していることから、最短1時間で通信サービスの利用が可能になります。

mineo・OCNモバイルONE・IIJmio・イオンモバイルなど格安SIM|データ通信専用が主流

mineo・OCNモバイルONE・IIJmio・イオンモバイルなど格安SIM|データ通信専用が主流
eSIM対応 提供開始 備考
mineo
OCNモバイルONE
IIJmio 2021年4月1日 データ通信専用SIM
イオンモバイル
BIC SIM 2020年3月19日 データ通信専用SIM
LinksMate 2021年10月27日 音声SIM/データ通信専用SIM/SMS付きデータSIM
NUROモバイル

上記のとおり、キャリアやキャリアのサブブランド以外で、eSIMプランを提供する事業者は少ないことがわかります。

また、音声通話が付帯しないデータ通信専用プランが主流です。

音声通話の付いたeSIMプランを利用するのであればLinksMate、データ通信専用のeSIMプランを利用するならIIJmioやBIC SIMをおすすめします。

eSIMの設定手順とは

eSIMの設定手順とは

ここでは、eSIMの設定手順を見ていきましょう。

eSIMの一般的な設定手順

eSIMの一般的な設定手順eSIMの一般的な設定手順を、PhoneでLINEMO(ラインモ)を申し込んだ場合としてご紹介します。

LINEMOの設定手順は、次のとおりです。

1. 設定前の準備をしておく|アプリを使わない場合の確認

1. 設定前の準備をしておく|アプリを使わない場合の確認アプリを使わない場合は、eSIM設定前の準備をしましょう。

SIMロック解除は、スマホを購入した携帯電話会社のサイトや店舗での手続きが可能です。

ただし、店舗でSIMロック解除を依頼する場合は、3,000円前後の手数料がかかるので注意してください。

eSIMプロファイルをダウンロードするには、WiFiの接続が必須です。

2. 受信メールのeSIM設定画面専用URLを表示する|利用しない端末で対応する

2. 受信メールのeSIM設定画面専用URLを表示する|利用しない端末で対応するeSIM申し込みの審査が完了すると、LINEMOから「【LINEMO eSIMプロファイルダウンロードのお知らせ」というメールが契約者に届きます。

受信したメールに添付されたeSIM設定画面専用URLを開いて、「ご利用開始手続き」をタップします。

QRコードを読み取る際に便利なので、利用しないスマートフォンやタブレット、パソコンで対応します。(QRコードが読めなくても手入力で対応可能)

3. ワンタイムパスワードの受け取りをする|2種類の方法から選べる

3. ワンタイムパスワードの受け取りをする|2種類の方法から選べる本人の認証として、「eSIMプロファイルダウンロード用のパスワード」を受け取ります。

受け取り方法は、2種類あります。

どちらかの方法を選んで、6桁のワンタイムパスワードを受け取ります。

受け取ったパスワードを入力すると画面にQRコードが表示されるので、表示した状態にしておきます。

4. eSIMプロファイルをダウンロードする|LINEMOを利用する端末で対応

4. eSIMプロファイルをダウンロードする|LINEMOを利用する端末で対応eSIMを利用する端末で、eSIMプロファイルをダウンロードします。

eSIMを利用する端末でQRコードを表示している場合の手順です。

「モバイル通信プランの削除」を選択するとLINEMOのeSIMが利用できなくなるので、間違えてタップしないように注意してください。

5. 回線切替をする|ソフトバンク系列からの乗り換えの場合

5. 回線切替をする|ソフトバンク系列からの乗り換えの場合画面の案内に従って、「回線を切り替える」をタップします。

手続きすると1分から2分ほどで切り替えが完了して、iPhone端末は圏外になります。

回線切り替えが完了すると同時に以前の回線は自動的に解約になってしまい、元に戻すことはできなくなってしまうので注意が必要です。

6. iPhoneの再起動と通信設定をする|iOS14.5以上であればアップデート不要

6. iPhoneの再起動と通信設定をする|iOS14.5以上であればアップデート不要次に、iPhoneの再起動と通信設定をします。

iPhoneアップデートの手順は、以下のとおりです。

画面上部にあるステータスバーが、「LINEMO」に切り替わっていれば完了です。

eSIMの機種変更の手順

eSIMの機種変更の手順楽天モバイルでeSIM機種変更をする手順は、次のとおりです。

1. eSIMの交換・再発行をする|Web・アプリから手続き可能

1. eSIMの交換・再発行をする|Web・アプリから手続き可能

eSIMの交換・再発行手続きは、Webまたはアプリからできます。

2. eSIMの開通手続きをする|申し込みは新しく使用する端末から

2. eSIMの開通手続きをする|申し込みは新しく使用する端末から

アンテナピクトが表示されて、ネットや通話ができるのを確認できれば完了です。なお、WiFiに接続されていない状態で、ネットワークや電話が使えるかチェックするように注意してください。

eSIMのおすすめの使い方とは

eSIMのおすすめの使い方とは続いて、eSIMのおすすめの使い方を見ていきましょう。

日本国内でeSIMを使う|データ通信専用プランがおすすめ

日本国内でeSIMを使う|データ通信専用プランがおすすめ

日本国内でデュアルSIMを利用するなら、副回線としてデータ通信専用eSIMプランの使用がおすすめです。

データ通信専用eSIMプランは、格安で提供されているからです。

たとえば、「無料通話+月3GB前後のデータ容量」を実現する場合は、主回線に楽天モバイル、副回線にIIJmioといった組み合わせが最適です。

具体的には、楽天モバイルは月1GBまで無料できるので、1GBを超過しそうになったらIIJmioのeSIM向けプランで安くデータ容量をチャージすると、毎月のスマホ代は大きく節約できます。

eSIM向けプランだけで運用するのであれば、音声通話の付いたプランを選びましょう。

普段は使わなくても固定電話や緊急時に困ってしまうこともあるからです。

楽天モバイル、povo、LINEMOなどのeSIM向けプランは、音声通話も利用できます。

海外でeSIMを使う|Webサイトやアプリから購入する

海外でeSIMを使う|Webサイトやアプリから購入する

海外エリアでeSIMを使用する場合は、Webサイトやアプリからの購入がおすすめです。

面倒な手続きや受け取りのほか、返却も不要だからです。

そもそも海外でスマホを使うのに、従来の方法では、SIMフリースマホにプリペイドSIMを購入したりECサイトからモバイルWiFiをレンタルしたりする必要がありました。

現地や海外の街中で販売されているSIMカードを購入したり、事前に国内で購入したりしなければならなかったのです。

土地勘のないエリアでプリペイドSIMの販売店を探す労力や事前の予約や受け取り、返却などの手間がかかる点は問題といえます。

しかし、eSIM対応のスマホさえ所有していれば「GigSky」や「Ubigi」といったアプリから、海外向けeSIMプランを購入できます。

eSIMでよくある質問

eSIMでよくある質問

ここでは、eSIMでよくある質問を確認していきましょう。

eSIMに対応しているキャリア・格安SIMは少ない?

eSIMに対応しているキャリア・格安SIMは少ない?

2024年4月時点では、eSIM対応キャリアや格安SIMは少ないといえます。

Apple社がeSIM対応のスマホ・iPhoneXSやiPadproを販売するなど、2018年は「eSIM元年」といわれました。

当初はBIC SIMやIIJmioしか対応していませんでしたが、2021年には総務省が後押しによってキャリアがeSIMプランの提供を開始した経緯があります。

そのため、今後はeSIM対応のキャリアや格安SIMが増えていくものと予想されます。

eSIMのみで、nanosimが使えない機種もある?

eSIMのみで、nanosimが使えない機種もある?

eSIMのみで、nanosimが使えないスマホもあります。

代表的なのは、楽天モバイルから販売されている「楽天ハンド」や「楽天ミニ」という機種です。

「eSIM専用機種」であるため、SIMカードを申し込んだとしても端末のなかに挿し込むことはできないので、契約には注意する必要があります。

eSIMの意味とは?

eSIMの意味とは?

eSIMには、2つの意味があります。

つまり、「本体一体型SIM」「遠隔で書き換え可能なSIM」という2つの特徴を表しています。一般的には、「embedded SIM」の略として紹介されることが多いです。

また、オンライン上でおこなわれる情報(プロファイル)の書き換えは、RSP(Remote SIM Provisioning)といいます。

eSIMから物理SIMに変更できる?

eSIMから物理SIMに変更できる?

eSIMから物理SIMへの変更は可能です。

しかし申し込み方法は、事業者によって異なります。

たとえば、povoの場合の変更手続きは以下のとおりです。

SIMカードからeSIMに変更する際も、上記と同じ手順で手続きできます。

eSIM利用中に、別のeSIMモデルのスマホに機種変更できる?

eSIM利用中に、別のeSIMモデルのスマホに機種変更できる?

eSIM利用中でも、別のeSIMモデルのスマホに機種変更できます。

ただし、物理SIM利用中に別のスマホへと機種変更をするよりも手続きは少し複雑です。

従来のSIMカードを利用している場合は、端末を購入してSIMカードを交換するだけです。

eSIMの場合はSIMを新たに発行してもらって、購入した端末で手続きする必要があります。オンライン上で手続きが可能なので、手軽に変更できます。

また、店舗での手続きに対応していない事業者もありますし、変更できても2,000~3,300円(税込)ほどの手数料が必要になることがほとんどです。

eSIMが使えるかどうか確認する方法は?

eSIMが使えるかどうか確認する方法は?

eSIMの動作確認済み機種は、各事業者の公式サイトから確認できます。

確認ページ
ドコモ 公式サイト
ソフトバンク/ワイモバイル 公式サイト
楽天モバイル 公式サイト
IIJmio 公式サイト
BIC SIM 公式サイト
LinksMate 公式サイト

動作確認済み端末の一覧に含まれていない場合は、eSIMを利用できても何かしら不具合が発生する場合があります。

また、データ通信専用プランのeSIM、他社の通話プランのSIMカードといった組み合わせでは、「緊急通報などができない」といったケースも報告されています。

契約後にeSIMや緊急通報が使えないといったことがないよう、事前に確認したうえで申し込みましょう。

eSIMを海外で利用する際、電話番号はどうなる?

eSIMを海外で利用する際、電話番号はどうなる?

eSIMを海外で利用する場合、国内の電話番号もそのまま利用できます。

そもそもeSIMは副回線としての契約が可能なので、国内の回線を主回線、海外の回線を副回線という扱いになります。

つまり、海外でeSIMを購入したとしても新しい電話会社との契約になるため、国内で使用する番号とは分けられるのです。

eSIMでApple Watchも使える?

eSIMでApple Watchも使える?

Apple Watchの種類によって異なります。

そもそもApple Watchには、以下2種類が存在しています。

GPSモデルはスマホと連携するため、問題なく使えます。

一方のセルラーモデルは対応していないeSIMが多かったり一部機能が使えなかったりするので、利用や乗り換えを諦める必要があります。

まとめ:eSIMとは、機種に元から内蔵されている本体一体型のSIMのこと

まとめ:eSIMとは、機種に元から内蔵されている本体一体型のSIMのこと

eSIMについて紹介しました。

eSIMとは、スマホ端末に組み込まれたデジタルなSIMを指します。

なおデメリットとして、eSIMプランはあまり普及していないことが挙げられます。

↓今なら乗り換えが超お得↓
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